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住宅ローン選び|変動金利と固定金利の違いを徹底解説

更新日:2026.04.13

住宅ローンを組む際、多くの人が「どの金利タイプを選べばいいの?」「返済方法って何が違う?」と悩みます。この記事では、住宅購入を検討している方に向けて、変動金利・固定金利の違い、元利均等・元金均等の仕組み、がん団信の必要性まで、わかりやすく解説します。

1. 変動金利 vs 固定金利:「安さ」だけで選んでいいの?

住宅ローンの金利タイプを選ぶとき、多くの人が「変動の方が低いから変動で」と考えます。たしかに現時点の金利は変動が圧倒的に低いですが、この2つは「価格の違い」ではなく、「金利上昇のリスクを誰が負うか」という仕組みの違いです。

項目変動金利固定金利(全期間固定)
金利水準低い高い
将来の返済額変わる可能性がある最後まで変わらない
金利上昇リスク借り手が負う銀行が負う
向いている人返済額が増えても家計に余裕がある人返済計画を確定させ、安心したい人

変動金利の「見えないリスク」——5年・125%ルールとは?

多くの銀行では、金利が上がっても5年間は返済額を据え置く、かつ上がっても従来の1.25倍までしか増やさないという保護ルールがあります。一見優しく見えますが、返済額が変わらなくても支払いの内訳が変わります。利息の割合が増え、元金がほとんど減らない「未払利息」が発生するリスクがある点に注意が必要です。

固定金利は「安心を買う保険料」

固定金利の割高な金利分は、銀行が将来の金利上昇リスクを肩代わりしてくれることへの対価です。35年後の返済額まで確定するため、教育費・老後資金など長期の家計計画が立てやすいのが最大のメリットです。

どちらを選ぶべきか

変動金利が向いている人

  • 借入額が比較的少ない
  • 金利が2〜3%上がっても返済を続けられる家計余裕がある
  • 借入期間が短い、または繰り上げ返済の目途がある

固定金利が向いている人

  • 月々の返済額が増えると生活が厳しくなる
  • 「金利が上がったら」という不安を抱えたくない
  • 共働きで片方が育休・時短になる可能性がある

今すぐできる確認

「金利が1%・2%上昇した場合、月々の支払いがいくら増えるか」を銀行のシミュレーターで必ず試算しておきましょう。最近は日本でも金利上昇の動きが見られており、想定外の負担を避けるために重要なステップです。

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2. 元利均等 vs 元金均等:総返済額が変わる仕組みとは?

金利タイプを決めたら、次は返済方法の選択です。同じ借入額・同じ金利でも、返済方法によって月々の負担と総返済額が大きく変わります。

項目元利均等返済元金均等返済
毎月の返済額ずっと一定最初は高く、徐々に減る
元金の減り方最初は遅く、後半に加速最初から一定ペースで減る
総返済額多い少ない
住宅ローン審査通りやすい初期返済額が高いため厳しめ

元利均等返済——計画しやすいが利息負担は多い

「元金+利息」の合計額が毎月一定になるように調整される方法で、現在の住宅ローン利用者の大多数が選択しています。毎月の支出が固定されるため家計管理が楽な反面、返済初期は支払いのほとんどが利息に充てられ、元金がなかなか減りません。

元金均等返済——総額は安いが序盤がきつい

毎月「元金を一定額」返し、そこに「残高に応じた利息」を上乗せする方法です。元金が着実に減るため、総返済額は最も少なくなりますが、返済開始直後の支払額が非常に高くなる点に注意が必要です。

具体的なイメージ

借入3,000万円・金利1.0%・35年の場合、元金均等返済の方が元利均等より総返済額が数十万円単位で安くなるケースが多いです。ただし、初月の支払額は元金均等の方が数万円高くなります。

どちらを選ぶべきか

元利均等が向いている人

  • 月々の返済額を固定して生活設計を安定させたい
  • 初期の負担を抑え、手元に現金を残しておきたい

元金均等が向いている人

  • 総返済額を少しでも減らしたい
  • 現在の収入が十分あり、将来に向けて返済額を減らしていきたい

3. がん団信:「金利という名の保険料」を払う価値はあるか?

住宅ローンには通常、死亡・高度障害時にローン残高がゼロになる「団信(団体信用生命保険)」がセットされています。「がん団信」は、これに「がんと診断されたらローン残高がなくなる」という特約を加えたものです。

主な仕組み:100%保障型と50%保障型

100%保障型

残高 → 0円

がん診断確定時点でローン全額が消滅

50%保障型

残高 → 1/2

がん診断確定時点でローン残高が半額に

がん団信のメリット

  • 治療中に収入が減っても、住居費の支払いがなくなるため治療に専念できる
  • 手元に残る現金を治療費・生活費に回せるため、別途のがん保険をスリム化できる可能性がある

注意点——ここをしっかり確認しよう

  • 金利が+0.1%〜+0.3%上乗せされる(銀行によっては50%保障なら無料の場合も)
  • 「上皮内新生物(初期のがん)」などは対象外となるプランが多い
  • 加入できるのは契約時のみ——後から追加は基本的に不可
  • 健康状態の審査があり、過去の病歴によっては加入できない場合がある

コストの目安

金利が0.1%上がると、3,000万円の借入では総返済額が約50〜60万円増える計算になります。この「保険料」を払ってでも万が一に備えたいか、既存のがん保険で代替できないかを比較して判断しましょう。

こんな人はとくに検討の価値あり

  • がん家系など、家族歴に不安がある
  • 単独収入で住宅ローンを組んでおり、収入が途絶えると返済が困難になる
  • 現在のがん保険が薄く、保障を手厚くしたい

まとめ:住宅ローンの選択は「リスクの分担」を理解することから

変動・固定の選択も、返済方法の選択も、がん団信の付加も、本質はすべて「どのリスクを自分で負い、どのリスクを銀行・保険に肩代わりしてもらうか」のトレードオフです。「今の家計」だけでなく、10年後・20年後のライフプラン(子どもの教育費・定年・収入変動など)を見据えて選択することが大切です。迷う場合は、ファイナンシャルプランナーや銀行の住宅ローン相談窓口への相談をおすすめします。

よくある質問

Q. 変動金利を選んだあとで固定金利に変更できますか?

銀行によっては途中で変更できる場合がありますが、手数料がかかるケースがほとんどです。金利環境が変わったときのために、契約前に変更条件を確認しておくと安心です。

Q. がん団信は夫婦どちらに付けるべきですか?

収入が高く、ローンの主債務者となっている方に付けるのが基本です。ペアローンの場合はそれぞれに付けることを検討してください。

Q. 元金均等は審査が厳しいと聞きましたが、なぜですか?

住宅ローンの審査は「返済開始直後の月々の支払額」を基準に行われます。元金均等は返済初期の支払額が高いため、同じ借入額でも元利均等より審査が厳しくなるケースがあります。

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